小さいプリ・バレエのお友達はイメージ遊びがいっぱい。
ネコになったり、おばけになったり、自由に自分がなりたい者になることも大切にしています。
なりきって踊れるって素晴らしいことだと思います。
例えば、ネコの踊りをするときは、色んなネコになってみます。
眠たいネコ。
お腹ペコペコのネコ。
甘えん坊ネコ。
怒ったネコ。
いたずらネコ。
びっくりしたネコ。
色んなネコに全身を動かしてなってみます。
甘えるときの体、怒ったときの体、びっくりした体・・・それぞれ全く異なる体と息に変化します。
本物の表現へとつなげるため、形だけの踊りより、内から変化して表現することを大切にしています
小学生以上になると、自分で振付をしたり、衣装を考えたり、様々な舞台作りを一緒にしていきます。
舞台作りは総合芸術なので、色んなことができなくては作り上げられません。
一つの作品を作るときは、みんなで連想遊びをします。
たくさんの言葉があふれ出て、新たなアイデアを導き出します。
目を閉じて音楽を聴いて、何を感じたかを言葉にします。
お互いの創作を見て、感じたままを伝えあい、いい動きを取り上げ、真似をし、さらに発展させていくのも楽しい作業です。
また、子ども芸術祭などでは、高学年の子どもは自分の作品作りにも取り組みます。
自分で選んだ曲に、自分が振付をし、それを他のメンバーに伝え、練習を重ねて作品にして発表する機会もあります。
その過程で、人に想いを伝える難しさ、指導すること、みんなをまとめることの大変さを学んでいきます。
これからの人生を生きていくのに大切な力を、舞台を作るということを通して、子どもたちに身につけていってほしいと願っています。