風と踊ろう
心も体も内側からしなやかにして踊ろう
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4月より木曜クラススタート! ~風と踊ろうが大切にしていること~

もうすぐ春!もうすぐ新年度。

『風と踊ろう』は、4月より木曜クラスをスタートさせます!

3年間の宗像市文化芸術活動事業補助金の助成を終え、新たなスタートになります!

あらためて、『風と踊ろう』が大切にしていることをお伝えします。

ずいぶん普通のバレエ教室とは異なっていると思います。

ふんわり温かい心と体作り

バレエに来るときって、「わーい、バレエだ!」とこの日を楽しみに来てくれている方がほとんどだと思います。

でも、暗い顔をしていたり、疲れた様子で来られる方もいらっしゃいます。

子どもだって大人だって色んなことがあるんです!

その色んなことを押し込めて、レッスンをスタートしても、うまくいかないばかりか、ケガにつながることもあります。

まずは、心と体が元気になることを大切にしています。

みんなでまあるくなって、脚をパタパタさせて、心のツッパリを取り除いたり、胸や背中をたたいて、緊張やイライラを出していきます。

「あ~」やら「も~」やら「いやいやいやいや」やら色んな声を出しながら、脳の抑制を取り、毛穴を開き、体の内側から頭蓋骨の中までを振動させ、血液体液神経の通りをよくして、横隔膜をゆすり深い呼吸ができるように・・・などなど全身をほぐしていきます。

2人組になっての体ほぐしもします。

気持ちよくって、癒されます。

温かい手で安心します。

そんなとき、「さっきお母さんにしかられた。」とか、「仕事が忙しい!」とかの話も出て、「そうだったのね」、と固い所が溶けるようにほぐします。

この体ほぐし、心ほぐしがあるから、ちょっときつくても、来れば元気になれる!のです。

そして、この体ほぐしがあるから、ストレッチをしたときに、内側からよく伸びます。

関節が楽に動きます。

気持ちがほっとするので、のびのびと踊ることができます。

体が内側から柔らかくなるので、内側を感じることができます。

自分の体を感じて踊ることができるので、上達しやすいです。

この体ほぐしが感性を育てることにも、欠かせないのです。

感性を育てる

『風と踊ろう』では、感性を育てるための様々な取り組みをしています。

自然の中で踊る。

神社やお寺の境内、浜辺、原っぱ、色んな所で踊ります。

おひさまの光、風、土の柔らかさ、草の匂い、鳥のさえずりや木々のざわめき・・・気持ちよくてどんどん五感が開いていくのを感じます。

自分が好き!

気持ちいい!

面白い!

楽しい!

と感じることをいっぱいやってほしいと思っています。

忙しすぎたり、イライラしてたり、悲しいことがあったりした固い心や体では、なかなか素直に感じることはできません。

イヤな事を言われたら、耳を固くして、音が聞こえにくくなります。

怒っているときには、食事も美味しくないですよね。

悲しいと首をうなだれ、目を上げて周りを見る事ができないかもしれません。

だからこそ、ふんわりと温かな心と体でいることが大切です。

面白そうな舞台やワークショップのお知らせ、お誘いをして鑑賞、勉強を勧めます。

また、舞台は総合芸術なので、バレエ以外の場で、様々な体験をしてほしいと願っています。

茶道体験で繊細な感覚を養い、丁寧に道具扱うことが、丁寧な足さばきで床を感じることにつながります。

お客様を想い、掛物、花、道具類の組み合わせを考えることは、まるで舞台作りのように感じられます。

俳句や詩などの朗読で、文学作品を楽しみます。

主人公になり切り、その気持ちでセリフを言う事は、セリフのないダンスにも生かされます。

生け花は、空間をどう使うかを考える、まるで振り付けのようなものです。

どこで何が役立つかわかりません。

表現力を磨く

感じた後はそれを表出させなくては、意味がありません。

感動したことが伝わるようにするには、日々の練習訓練が必要です。

例えば声を出すこと。

ただ出すだけでなく、悲しみ、喜び、情景、イメージが伝わるように声を出すことができますか?

それには、体から変えなくてはいけません。

悲しみの声は、悲しみのイメージ、悲しみの体があって、生まれます。

体を自在に変化させるには、まずは柔らかい体でなければなりません。

通りが悪い固い体から発する声はやはり固い声になります。

日頃の声が明るく温かく、聞く人をほっとさせられる声だといいですよね。

声で表現した経験は、踊りの表現にもつながっていきます。

イメージせずに形だけで踊っているとすぐわかります。

イメージがあふれて、踊りが生まれるようになってほしいです。

形だけでなく、本物の表現を目指します。

日頃から、絵を描いたり、手紙を書いたり、歌ったり、踊ったり、気負わずにどんどんやってみることが大切です。

なにをやってもいいんだよ。

自分の想いを大切にして。

人と違って素晴らしい!

振り付けもどんどんしてもらいます。

安心して、表現を重ねる場作りをしています。

異世代がともに学び合う

『風と踊ろう』は3歳から70代までが、一緒に舞台を作りあげます。

親子での参加も多いです。

以前は、子どものレッスンを後ろでみていた保護者が

「なんで、こんな簡単なこともできないの!」

とイライラして、子どもに注意している光景を目にしました。

ところが、

「待っているだけではもったいないから、一緒にウォーミングアップだけでもやりましょう!」

と声をかけると、ほとんどの方が一緒に参加してくださり、だんだん基礎練習に参加し、ジャンプやターン、中級のレッスンも受けるようになってきました。

「見てると簡単だけど、やってみると難しい!」

「体が全然思うように動いてくれない!」

と、子どもに注意するどころか、自分ができるようになりたいと熱心に練習するようになっています。

この大人の熱心さが子ども達を刺激します。

舞台に向かって、たくさんの工夫と努力をみんなで積み重ねていきます。

不安な子どもに、親でも先生でもない大人が励まします。

孫より小さな子に手をつないでもらい、

「今日はいっしょにがんばりましょう!」

と声をかけてもらった大人もいます。

小さな輝く命と一緒にいられることは、本当にしあわせです。

大きないやしです。

同じ目標に向かって、様々な年齢の者たちが学び合い、刺激し合う素晴らしい仲間がここにいます。

創造力、外へ向かって発信する力を育む

自由に踊る時間を大切にしています。

自分が感じたまま、体や心が赴くままに動いてみる。

気持ちいい動きを発見する。

それは日によって異なることでしょう。

そうやって踊りを作れる機会を与えています。

最初はそう言われてもどう動いていいかわからない・・・と戸惑った方もいらっしゃいます。

でも、本来踊りって、音楽に乗って、気の向くままに体を動かすという所からだと思うのです。

みんなに意見をよく聞きます。

アイデアを求めます。

何を踊りたい?

何を持って踊りたい?

どんなところで踊りたい?

どんな衣装を着たい?

好きな曲があったら聞かせてね。

そして、いっしょに作品を作っていきます。

何を一番伝えたい?

どんな構成にしたら、一番伝えたいことが伝わると思う?

どんどん自分の感じたことを作品にして、発表していける力をつけてほしいです。

ダンスって楽しい!

生きてるって素晴らしい!

みんな大好き!

それぞれの想いを発信してほしいです。

それがだれかを感動させたり、勇気づけたり、社会が少しでも良くなるような力になってほしいと願っています。

こんな想いで日々のレッスンをしています。

ただ今1ヶ月無料体験レッスン中!

みなさまとご縁があってお会いできることを楽しみにしています。

 

ABOUT ME
大塚 祐三子
風と踊ろう代表。外での野外ダンス、創作ダンス、マタニティ、大人の表現活動などの舞台をやっています。