風と踊ろう
心も体も内側からしなやかにして踊ろう
子育て

自然の中で遊ぶワークショップ

先日は、ここ数年お世話になっている『子ども寺子屋カフェ』でワークショップを行いました。1年ぶりに合う子どもたちは、ぐんと大きくなっていて、マスクをしていることもあって、最初はわからないくらい大きくなっていました。

お天気もよかったので、メイトムの広場でワークショップ。

 

1.伝達ゲーム

まずは手をつないで、輪を作ります。

となりの人からぎゅっと握られると、それを次の人へと送ります。

ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ、…途中で伝達が途切れてしまいました。

もう一度、挑戦!

集中しながら、みんなとのつながりを感じます。

今度はそれを声でやってみます。

えっ、えっ、えっ、・・・声の方がスムーズにいきます。

わっ、わっ、わっ、・・・だんだん大きな声を出していきます。

声を出すことで、リラックスしていきます。

次は足元を指さして、「ぎゃあ、ゴキブリ!!!」と叫びます。今度はゴキブリがどこにくるかわかりません。思いっきり大きな声で、本当にゴキブリが出た!!!と思ってやると効果抜群!とってもスッキリ。

おうちで本物のゴキブリが出たときも、大声を出してみてください。

いざというときに大きな声が出せるようになります。

「危ない!」「助けて!」命にかかわる場面で、この声が出ずに悲しい事件が起こっている現実があります。

日頃からとっさのときに大きな声を出せるようにしておくことはとても大切です。

 

2.輪くぐり

みんなで手をつないで大きな輪を作ります。

ほっほっほっと声を出しながら足踏みをして、トンネルをくぐっていきます。

ほっほっほっと声を出すことで、体がリラックスして動きやすくなります。

おしりからもくぐります。

手をクロスして、人間知恵の輪にも挑戦!

さらに難しくなって、これを目をつむって行います。

これは、お互いを感じながら、今自分は待った方がいいのか、動いた方がいいのかの判断をしていくことになります。仲間の中での、自分の役割を感じて、和を乱さないように上手に動けるといいですね。

遊びながら、コミュニケーションを上手に取る基本となることが学べるようになります。

 

3.いやいや走りととろけ寝

イヤイヤ期はとうの昔に卒業したけれど、大人だってときには『いやだー!!!』と叫びたいことありませんか?

イヤイヤイヤイヤイヤイヤ・・・といいながら、駄々をこねるように足踏みをしながら好きなところへ行きます。

全身に細かい波が伝わっていきます。

私のパチン!という手を打つ音でピタッと止まります。

そして、次の瞬間とろとろとろ~っと溶けて寝っ転がります。

草の上に寝っ転がるとふわっとして、草の匂いがして、頭の上は空で、いい気持ちです。

とろけたかと思ったら、すぐにソフトクリームのようにくるくるらせんを描きながら起きてきます。そして、また、イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ・・・・。

この運動をすることで、サッと瞬間的に自分の体をコントロールすることができるようになります。

そして、瞬間的に溶けることができると、けがの防止につながります。

あっとつまずいたり、踏み外したりしたときは、とろとろとろ~っと溶けることができるような身のこなしを身につけておくと、大けがをしなくて済むことになります。

子どももですが、大人にこそ必要な運動かもしれません。

転倒予防の講座がたくさん行われていますが、転ばないようにしようと思うと、体や心は固くなります。上手に転べる体を作った方が、心にも体にもいいですね。

しかも、とろけて寝るのって気持ちいいですよ。

ぜひ、お布団に入る前はとろけてください。

「とろ~~。」と、とろける声を出すのもお忘れなく!

声を出すと、脳の抑制が取れるので、より、体が柔らかくなります。

そして、らせんを描いて起きてくることで、身のこなしがさらによくなります。

「よっこいしょっ。」と、立ったり座ったり、起きたり寝たりするときに、直線的な動きが日々の生活では多いと思いますが、らせんの動きを取り入れることによって、よりなめらかに動けるようになります。

 

4.新聞紙で遊ぶ

新聞紙をつままないで運びます。

とたんに新聞紙を自由に動かすことが不自由になります。

どうやったら思うように新聞紙が動いてくれるかな?

風を感じて、上手に押さなくてはなりません。

自分一人でやるときより、お友達でやるときの方が難しいですね。

ここでも相手を感じて動くことが大切になります。

それから新聞紙にもなりました。

お友達が動かすように、新聞紙になったつもりで動きます。

ひらひら、くしゃくしゃ、ビリビリ、引っ張ったり、緩めたり、

投げたり、丸めたり、様々な動きを新聞紙にさせ、それを新聞紙になりきって真似して動きます。

こんな中から今まで動いたこともないような面白い動きが生まれます。

自由な発想、イメージをふんだんに使って遊び、たくさんの発見をしていきます。

こんな遊びをたっぷりすることが、これからの変化の多い社会を生きていく上で必要な力となっていくのではないでしょうか?

 

そして最後は新聞紙でしっぽをつくって、しっぽとりゲーム。

わたしも久しぶりに、めちゃくちゃ走りました。

あ~楽しかった!!

みんな、一緒に遊んでくれてありがとう!

 

その他にも色んなプログラムがあります。

*声のキャッチボール

*大きな布で遊ぶ

*太鼓で遊ぶ

*縄で遊ぶ

*風船で遊ぶ

*フープで遊ぶ

*詩や俳句で遊ぶ

*斜面で遊ぶ

*浜辺で遊ぶ

*落ち葉と遊ぶ

*桜と遊ぶ

自然の中で心も体ものびのびと、みなさんと一緒に遊べるのを楽しみにしています。

ワークショップご希望の方はお気軽にご相談ください。

年齢に応じた遊びをご提案させていただきます。

 

 

ABOUT ME
大塚 祐三子
風と踊ろう代表。外での野外ダンス、創作ダンス、マタニティ、大人の表現活動などの舞台をやっています。