「あくび」はバレエの基本です。
今朝の西日本新聞の一面に、
サボりではありません、充電です―。
と、「チャージング・ナウ」の文字の入ったブランケットで机に伏せている写真が・・・。
教育現場で導入されている昼寝の効果が注目されており、30分以内の昼寝で作業能率が上がるとのことで、行政が推奨するそうです。
私なら、『昼寝』より『あくび』をおすすめします。
ちょっと疲れたと感じたら、さっさと体をゆすります。
そう、声を出しながらのボディートークです。
特に日ごろからボディートークをやっている人は、やり始めるとすぐにあくびが出ます。
あくびが出だすと、それは体が緩み始めた証拠。
呼吸が深くなり、全身に酸素が行き渡ります。
気持ちよ~く伸びて、あとはスッキリするように、もう少し声を出せば、あっという間にリフレッシュできます!
あくびをしたくなる・・・ということは、それを体が欲しているということなので、我慢をしていると、ずっと脳は酸素不足で効率が上がるはずがありません。
誰かがあくびをかみ殺しているのを、感じたら、さっさと
「はい、みんなであくびをしましょう。」
と声をかけて、『ほっこりさん』をすればいいのにな~と思います。
肩の荷下ろしをホッホッ
首回しをウワ~
胴震いをあ~~~~~~
とやれば、1分でスッキリ元気になれます。
もちろん、もう少し時間ががあれば、もっとしっかりほぐれます。
できたら、横になれるスペースがあるといいですよね。
ゴロンとなって、両手両足を上げてぶらぶら~としてとろけるゴキブリ体操。
お母さんのおなかに入ったような恰好をして、ゴソゴソ動く勾玉運動。
四つん這いで馬の背揺らしなんかも、首も背中も腰も楽になっていいですよ。
これも、5分あれば、かなりほぐせます。
もっとしっかりほぐすには40分の1人ほぐしコースもあります。
毎日、これができたら、本当にしなやかな体になれるはずですが、なかなかそこまでは時間がとれないので、隙間時間を見つけて「ボデイートーク」をしています。
寝るだけでは、とれない体や心のしこりも、声を出して体をゆする事で、ずいぶん楽になりますし、頭までスッキリするので、眠くなったら『ボデイートークでリフレッシュ!』は、本当におすすめです!
昨日も大人の表現活動で、みんなでいっぱいアクビをしながら、ボデイートークをして、気持ちいい二人ほぐしもして、朗読とダンスもしました。
ダンスは次の舞台で踊る『スペインの踊り』です。『白鳥の湖』の中の曲ですが、みなさんのフラメンコのような情熱的な踊りがしたい!のリクエストに応えて、シニアの方にも踊っていただけるよう振り付け中です。
もともとスペインではかなり年配の恰幅のいい方が、格好よく大地を踏み鳴らして踊っています。
フラメンコにあこがれていた方もいらして、まさか自分が踊ることになるとは…と嬉しそうでした。
でも、
「バレエは難しい!できるかしら???」
と不安な声も。
「大丈夫。バレエの基本はあくびですよ。
あくびをするように、気持ち良く踊ればいいのです。」
と私。
「え~~~!?」
と驚きの声が上がりましたが、そうなんです。
あくびをするように踊るのが、力みなく、のびやかに踊れるコツなのです。
難しく考えず、いっしょにあくびをするようにリラックスしながら、体が喜ぶように踊ってみましょう!