ひらめき、ときめき、きらめきがいっぱいの毎日を

舞台を見に行くと、どうしてもこの人にばかり目が行ってしまう・・・ということがありませんか?

上手というだけでなく、なにか魅かれるところがあって、目が離せない・・・そんなダンサーになりたいと思います。そんなダンサーを育てたいと思っています。

どうすれば、そんなダンサーになれるのかを、考えてみました。

森下洋子さんの輝き

2024年秋の叙勲で旭日重光章を受けられたバレリーナの森下洋子さん。76歳です。

今から26年前、森下さんが嘉穂劇場で踊られると聞き、「今見なきゃ、もう見れないかもしれない!」と赤ちゃんだった娘を母に預けて見に行きました。

森下さんが登場したとたんにぱあ~と光が差したようでした。

「かわいい!!!」

50歳なんて信じられない可愛らしさとなんという輝き!

ずっと忘れられずに、今でも、思い出すと胸が熱くなります。

あれから26年が経ち、受賞の会見での言葉です。

「この70年間つらい思いをしたことがありません。それは多くの人たちが支えてくださったお陰です。」

「1日の稽古が終わると、明日のレッスンとリハーサルができるように体を整えて寝る。この積み重ねです。」

「バレエを通して、皆様に夢や希望、勇気をお届けするのが、私たちの仕事です。」

たくさんの方への感謝の気持ちを胸に、広島出身の森下さんが平和への強い使命感を持って、日々精進されている姿に、輝くダンサーになる秘訣があると思います。

では輝くダンサーになるために、わたしたちはどんな毎日を送ったらいいのかを考えてみましょう。

頭と心と体をいっぱい使おう!

毎日をひらめきとときめきときらめきがいっぱいで過ごそう!という提案がボディートーク第299号の会報、風のささやき№210に載っていますので、ご紹介します。

”創造的に生きようとする人にとって、毎日がひらめくことの連続です。”

確かに!舞台を創ろうと思えば、たくさんのひらめきがないととても創れません。

どこで踊る?何をテーマに?どんな曲で?どんな衣装で?

毎年、舞台が終わると、みんなに気づいたことや感想、次へのリクエストを書いてもらっています。

なるべくみんなのリクエストに、いつかは答えられるように考えながら、お客様の顔も思い浮かべ、自分自身の心にも聞きながら、あれこれと舞台について考えます。

考えたからといって、すぐ作れるものではありません。

そこには、たくさんのひらめきが必要なのです。

どうすればひらめく?

一般的に、入浴中とか散歩のときにひらめくという方が多いようです。

ひらめきは右脳の働きです。

右脳はリラックスしていたり、大好きなことをしているときによく働きます。

私の場合は、赤ちゃんになったイメージをしながら、もぞもぞと体ほぐしをしているときかな?

好きな音楽を聞きながら、自由気ままに体を動かしているときにも、いいですね。

あと、畑にしゃがみこんで草を抜いているときとか、空を見上げたり、風を感じたりしていると、自然とつながって心が広がっていい気持ちですね。

いい気持ちのときに、いいアイデアが湧くので、なるべくそんな時間を取るようにしています。

リラックスだけではひらめかないので、インプットも大切です。

美しい物やことばにたくさん触れて置かないと、いくらリラックスしても、ひらめくことは難しいでしょう。

自分の感性と響き合うものにたっぷりと触れながら、こうなりたい、こうしたいという心を持ち続けながらのリラックスが必要です。

そして忘れてはならないのは”ご縁”。

たくさんのご縁があって、色んな影響を受けて、ひらめいていくのです。

ご縁を感じられる心、ご縁を大切にできる心を忘れないでいたいです。

ときめき

”イメージがまとまってきますと、私たちの心の中に喜びが沸き起こってきます。それがときめきです。”

”ときめきの心は人を元気にします。動きたくって体がムズムズするものなのです。反対にときめきの心が失せると、急に元気がなくなります。”

子どもたちはいつもときめきがいっぱいのように見えます。わくわくして、なんだかうれしくって、子犬のようにしっぽを振りながら、駆け回っていますね。

みなさんは何にときめきますか?

小さなことにも、ときめくことができるといいですね。

ごはんが美味しい。

お日様や風が気持ちいい。

あっ、小さな芽が出た!

お布団がホカホカだぁ~。

その基本は、当たり前でない事への感謝ではないでしょうか?

ともすれば当たり前のように思ってしまいがちの自分が生きている奇跡。

目が見えて、耳も聞こえて、自由に動けて、いっぱい感じられること。

平和な国で安全に暮らしていること。

自然の恵みがあること。水が飲めて、空気が吸えて、美味しい野菜や果物が食べられること。

これらは、決して当たり前のことではないのです。

私は、なぜだかわからないのですが、プリエを始めると嬉しくてたまらなくなります。

あぁ~、生きてる!って感じなんです。

今日も踊れて嬉しい。

美しい音楽が聞けて、体も心もどんどん伸びやかになって、気持ちいい。

周りの木や鳥や山やみんなと一つになって、みんな大好き!って感じです。

なんてしあわせ!とときめいてしまいます。

ときめきは種まきが必要だと思います。

何もしないでは、ときめくことはできません。

それには、自分の大好きなことを大切に、自分の気持ちを大切に過ごすことが必要です。

きらめき

”ときめきの心がさらに膨らんで、もうじっとしていられなくなって、行動に着手します。実行が進む中で、体の動きは喜びにあふれて、イソイソしています。その動きのさわやかさ、楽しさが、きらめきなのです。”

森下さんの踊りがあんなに輝いているのは、バレエでみんなに勇気や希望を上げたいとときめいているからなのでしょうね。広島で被爆された方々からの応援、生きて踊れることの感謝がいっぱいなのでしょう。

踊ることは、自分の喜びのためでもあるのですが、私達の作る舞台が誰かの心に残って、少しでもプラスのエネルギーをあげることができたら、こんなうれしいことはありません。

ずっと前の舞台のことを懐かしく思い出して、「あの時の表情が忘れられない。」「海での舞台のときの夕焼けはすごかったね。」[森の中で子どもたちが本物の妖精のようだった。」・・・などなどのお言葉をいただくことがあります。

生きている感謝を胸に、たくさんの方に喜んでいただける舞台を創るために、毎日努力して、舞台で精一杯の力を出す!この積み重ねがきらめきの元ではないでしょうか?

さあ、ひらめいて、イメージをふくらませて、ときめいたら、あとはちょっとやってみるだけですね。

喜びにあふれた、あなたの行動はきっと、きらきらと輝いているはずです。

ひらめかない、ときめかないときは?

先ほど、子どもたちはいつもときめいている・・・と書きましたが、そうでない子も見られて、心配をしています。

「何をしたい?」「なんでもいい。」というような主体性のない返事が返ってくることがあります。

ストレスが多く、自分を守るために、色んなことを感じないようにしているのかもしれません。

言いたいことが言えず、ずっと我慢をしてきて、それが普通になってしまっているのかもしれません。

でも、自分を抑えて、周りに気を使い過ぎていたり、言いたいことが言えない状況が当たり前になってしまっていたら、体はカチコチになっていることでしょう。

体をほぐして、心もほぐして、本来の自分に戻る必要があります。

そして、ありのままの自分を認めてもらえる環境に身が置けるといいですね。

小さい頃から、嫌なことは、嫌と言ったり、泣いて訴えたりして、自分の気持ちを伝えることはとても大切なことなのです。

そして、大好きなこと、気持ちいいことをたっぷりとする。

『風と踊ろう』では、みんなが安心して、思っていることを言える場でありたいと思っています。

だから、体ほぐし、心ほぐしはとっても大切です。みんなが心も体もほぐれて、穏やかで温かい息になって、お互いに温かい息で包み合える居心地のいい場にしたいです。

社会全体がそんなところになったら、きらめいている人がいっぱいになって、自殺や犯罪も減っていくことでしょう。

まずは、自分自身を大切に。

自分の身体や心が喜ぶことをたっぷりとやる。

そうすると周りにもいい影響を及ぼすことができます。

自分の心や体に聞きながら、大好きなことをいっぱいして、毎日をひらめきとときめきときらめきがいっぱいの毎日を過ごしたいですね。

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