ボディートークって何?詳しい内容を紹介!
「とにかくいいから、いきなさい。」
と、ある初対面の方に勧められて、出会ったボディートーク。
どんなに、助けてもらったか、わかりません。
生きる知恵がたくさん詰まったボディートークを多くの方へお伝えしたいと思っています。
ボディトークとは
体とのおしゃべり。
自分の体を、揺すったり、たたいたりしながら、声を出してみましょう。
怒っていたり、がんばりすぎていたりしたら、胃の調子が悪かったり、腰が痛かったりと体が固くなったり、違和感があったりするものです。
その違和感はどこからくるのだろう?
体と心は結びついているので、客観的に原因を探して、自分の持っている『自分で自分を元気にする力』を活性化させていきます。
このように自分の体の声に耳を澄ませて、心も体も頭もスッキリと元気にする運動や体ほぐし、その他たくさんの生きる知恵がつまったものがボディートークです。
ボディートークは大きく4つの分野から成り立っています。
1、自然体法
2.呼吸・発声法
3.自由表現法
4.人間関係法
ボディートーク協会のホームページも参考になさってください。
ボディトークのメリット・デメリット
メリット
1.体が柔らかくしなやかになる。
体を内側から揺すったり、波を送ったりするので、中身がやわらかくない、血液、体液、ホルモン、神経などの通りも良くなる。
風邪をひいても、すぐ抜けるようになります。
2.内感能力が高まる。
体全体が柔らかくなるので、少しの変化、違和感に気づきやすくなります。
早めに固くなったり、しこりができたりしたところを、ほぐせることができるので、早く柔らかい体にもどれます。
頑張りすぎて、体を固めていると、自分が固いこともきづかずに、ある日突然・・・という怖いことにもなりかねません。
ちょっとおかしい!?と思ったら、さっさと体を揺すって、通りをよくしましょう。
3.声が温かくなる。
怒っていたり、悲しいときは、きつい冷たい声ではありませんか?
体ほぐしで、心もほぐして、ふんわりあったかくなったら、声も柔らかく温かくなります。
その声を聞いたら、周りの人もほっとします。
「おかえり」の声で、家族を癒すことができたら、ステキですよね。
4.生きる知恵がつく
パニックになったときは、どうすればいい?
地震や水害など、何か怖い目にあったらどうすればいい?
いじめられたら?
外へ出られなくなったら?
心と体は結びついているので、体をサッと動かして、心をほぐすことができれば、次の行動へと移ることができます。
病院で調べてもらっても、どこも悪くない・・・そんなとき、心をほぐすことができたら、体調がよくなるかもしれません。
人生の色んな場面で役立つ知恵がたくさん詰まっています。
5.温かなコミュニケーションをとれる。
辛いとき、温かな手のぬくもりに癒されたことはありませんか?
毎日だれかと、体ほぐしができたらいいですね。
体に触れると、気持ちがわかります。
「よくがんばっているね~。」と、体を易しく揺すってあげてください。
慣れてくると、苛立ち家気遣い、言えないことがあるんだな~と、体に触れるだけでわかるようになります。
心がほぐれるようなおしゃべりをすると、ストレスもとれ、安心して、体は緩んできます。
どこでも、ボディートークの温かい手があるといいですね。
6.妊娠・出産に役立つ。
妊娠や出産はとても自然なこと。
ボディートークをすると、自分の持っている自然の力を発揮できます。
産前、産後のケアにも、ぜひ取り入れてください。
ホルモン分泌の変化で、体の変化も大きく、心も不安定になりがちです。
ゆったりと、ママが安心してリラックス出来る体ほぐしをしてください。
産道が柔らかくなり、お産もスムーズに進むことでしょう。
産んだ後は、あるべきものはあるべきところに、収まるよう体を整えます。
産後は特に骨盤が大きく開いて、赤ちゃんの抱っこや運転で、ずれやすい時。
こまめに、微調整してください。
まだまだ、たくさん書き切れないくらいのメリットがあります。
体験していただくと、色んなうれしい変化に驚かれると思います。
デメリット
1.繊細になる。
これをイヤだと思う方もいらっしゃるかもしれません。
前は感じていなかった、小さな違和感を感じてしまいます。
前より肩凝りがひどくなったような気がする・・・という具合です。
以前は感じられなかったことが、感じられるようになって、自分の身を守るためには、大切なことなのですが・・・。
また、音に敏感になるので、温かい声に慣れてくると、冷たい声を聞くと耳をふさぎたくなるようなことも・・・。
嘘の声もわかるようになりますね。
にこやかに嘘を言われて、いや~な気持ちになることも・・・。
ボディトークを取り入れたレッスン
風と踊ろうのレッスンはすべて、ボディートークの考えに基づいています。
ウォーミングアップは、声を出して行います。
牛やカラスなど、動物の声も取り入れて、体も心も頭もスッキリ元気にしていきます。
自分で自分を元気にする一人ほぐし。
やっぱりあったらうれしい誰かの温かな手でほぐしてもらえる二人ほぐし。
ミュージカルの脚本は、ボディートーク協会会長の増田明氏によるもので、全国各地で上演されています。
ミュージカル、朗読などボディートークの表現は、体や息を変化させ、本物の表現を目指しています。