今年もありがとうございました。2024年振り返り。

 今年もバレエの生徒たちとの面談が概ね終わり、それぞれの今年の目標とその達成状況を確認しました。

しっかりと毎日努力を続けた人、まあまあがんばれたという人、目標自体を忘れてしまった人もいました。

今年の舞台の『ねこたちのミュージカル』では、テーマが”夢をかなえる”。

”夢をかなえる”ために、どんなときも、いつもいつも、夢を思い描き、そのための努力を毎日する。

このミュージカルを演じることで、実際に夢をかなえる力を身に着けてほしいとの願いを込めて、脚本を書きました。

来年もまた、それぞれがたくさんの夢をかなえてほしいと願っています。

 私の今年の目標もたくさん実現しました。

2024年の目標振り返り

満月と踊る

目標のシートに描いた満月。

今年の舞台前、天気予報で雨マークがずっと続いていて、本当に心配しました。いえ、すぐに、心配をしてはそれを引き寄せる!と首を振って、美しい夕焼けや満月とともに踊る『風と踊ろう』のみんなをイメージしました。もちろんあちこちの神社にもお参りしてお願いし、ご先祖様にもお願いしました。メンバーみんなにも、「一緒にイメージをして!」と頼みました。そのおかげか暑くも寒くもなく、美しい秋の絹雲の浮かぶ夕焼けのグラデーションになんだか神様に応援していただいてるような気持ちがして、本当にうれしく、幸せいっぱいに踊ることができました。そして、低い雲がないおかげで予定通りの時間に満月が上ったのです。出演者、観覧者、スタッフ全員でお月さまを愛でることができました。自然の中での舞台は、天候の心配はつきものですが、大地の柔らかさ、空の広がり、五感がどんどん開いて、体も心ものびのびと踊れるしあわせは、何者にも代えがたいです。

ウエスト減

昨年末、森下洋子さんの本を読み、74歳でも現役で踊っていることを知り、大変驚きました。しかも、体型が変わっていないとのこと。

正直、年齢を重ねれば、ある程度は体重も増え、ウエスト周りも太くなるのは、仕方がないかなぁ~とあきらめていました。そんなことはないんだ!という衝撃!!

思考が変わったことで、体への向き合い方も変わりました。

例えば、sit upの腹筋だと、縮む腹筋が付き、内臓の動きが悪くなってしまうので、体をほぐしながらできる筋トレを考えました。肘でウエストを引き上げるような動きをしながらの負荷の軽い腹筋背筋をしました。腹筋だけでなく、全身まんべんなく指の一本一本までしっかり使うように心がけました。そして、筋肉を使った後はすぐこまめにほぐし、筋肉が固くならないように気をつけました。そして、12月の健康診断で、体重2キロ減、ウエスト1.6センチ減だったのです!

そればかりではなりません。長年居座っていた足首のガングリオンがなくなりました。思えば、足首を支える筋力が低下していたのかもしれません。まんべんなく体を使うことで色んなねじれが解消されたのかもしれません。

思い込みって怖いですね。年を重ねると、体のあちこちで初めての症状が出てきますが、年とあきらめないで、色んな工夫をして元気に過ごしていきたいですね。おすすめは30分の副交感神経優位の運動です。あくびがいっぱいでるけど、かなりの運動量。どんな運動かぜひ一度体験してみてください。

レッスンでボディートークを伝える

30年分くらいある宝物=ボディートークの会報を読んで、復習をしながら、だれかのお役に立てそうなトピックを選んで伝えたつもりです。

春の内輪の発表会では、”赤い鳥運動”の精神を受け継いでいる”青い鳥運動”の話をしました。

”子どもも大人も誰もが持って生まれた生命の感性をさらに高め、生きる喜びを、自然に、素直に、全身いっぱいに表現しようというものです。”

そのために、いつもの生活を”ちょっとだけ面白がり、ちょっとだけ工夫し、ちょっとだけやってみよう”と提案しました。

舞台では、温かく空気へ溶けていく“湯気の声、湯気の手”を意識して練習しました。

草野新平の詩『雪』を使って、雪のようにバーに手を置いたり、雪のように着地する練習もしました。

生きる知恵が詰まったボディートークをもっともっとみなさんに実践していただけるよう伝えていきたいです。

車に乗ったら遠声・客観的に聞く

毎日発声練習をしました。特に苦手な、遠くへ呼びかける声をたくさん練習しました。百人一首も練習しました。先生がいつも百人一首は美しい響きがつながっている宝の山とおっしゃいます。

朗読は樋口一葉の『たけくらべ』1年以上学んでいます。この作品もさすが5千円札に載っただけある価値のある作品とおっしゃいます。

たくさんの宝に気づけて、それを表現できる力をつけたいと、楽しみながら朗読を勉強しています。

録音をして、自分の声や表現を客観的に聞こうとはしていますが、なかなか客観的に聞くというのは難しいです。

ふんわりふれて、ふわふわあるいて、ふわあ~とはなす、ふわあ~と踊る

思い出したら心がけましたが、忘れているときも多かったかなぁ・・・。自然とそうできるように、引き続き心がけます。

でも、少しは進歩したかも!という出来事もありました。

「普段は体を動かすことを嫌がるのに、最初から最後まで笑顔で踊ってびっくりしました!」とダンスのワークショップへ参加した保護者からのコメントや、「人前ではすごく緊張して萎縮するのに、先生の前ではとてもリラックスしています。」などの言葉をよく聞くようになりました。ふわあ~とした雰囲気でみんなと接することができていたら、うれしいです。

電気自動車購入

これは目標には書いていなかったのですが、10年前に家を建てたときからの計画でした。太陽光発電の売電価格が落ちる10年目からは電気自動車に代えると決めていました。車を蓄電池代わりに使い、夜は車から家への放電をするというもので、補助金申請のギリギリなんとか滑り込みで買うことができました。少しエコな生活に近づけてよかったです。

が、予想以上の出費に、行きたかった海外旅行は、湯治宿泊へ変更・・・となりました。

こんな一年でした。家族で力を合わせて、舞台作りに関われて本当にしあわせです。

そして、本当にたくさん方に応援していただいて舞台ができました。毎年舞台に全力投球でき、しあわせいっぱいです。

一緒に踊ってくれたみんなありがとう!

舞台を支えてくださったみなさま、ありがとうございました。

また、来年も皆様の心に残る舞台を創るために、目標を立てがんばってまいります。