大人からでもバレエは始められる!8つの効果と注意点とは?
小学5年生のとき、バレエがやりたくて、バレエをやっている友達に聞きました。
「私もバレエ、やってみたいな~。」
友達から、
「もう、遅いよ。」
と言われ、それを真に受け、でも、ずっと踊りたかった私です。
やっぱり、あきらめきれず、始めたのが25歳!今でもこんなに楽しいものはなく、夢中の毎日です。
皆様にも、楽しくてたまらない、そして、いいことがいっぱいのバレエレッスン!大人でも始められます!
今回はそんな大人がバレエを始めると良い理由と注意点を紹介します!
大人の趣味として、バレエ
バレリーナになるわけではないけれど、美しいバレエレッスンのCDを聞きながら、優雅に体を動かすと、日常の色々を忘れて、自分自身に戻れます。
自分の内を感じて、深い呼吸をしながら、踊ると、体の隅々まで酸素や血液、エネルギーが行き渡り、瞑想をしているような感覚も得られます。
ストレッチやヨガもいいけれど、バレエの動きは丹田から、体全体を伸ばすように使うので、とても気持ちいいのです。
一日一回、一週間に一回でも、音楽に浸る至福の時間をお過ごしください。
バレエをする効果
健康に良い
バレエは、気功やヨガと似ているところがたくさんあります。
ゆったりと呼吸をしながら、体の隅々まで、酸素や血液、エネルギーを行き渡らせます。
普通の生活をしていると、背中を反らせたり、腕を上にあげることすら、ない方もいらっしゃるのでは?
使わない筋肉は当然衰えていきますし、関節も動かす方向にだけ動くようになり、その他も方向には、可動性が悪くなります。
そうすると、血液、体液、神経の通りまで悪くなることにつながりかねません。
バレエで、内から柔らかくしなやかに動ける体作りをすることは、通りの良い健やかな体になることでもあり、全身の細胞を若返らせることになるのです。自然と病気をすることもなくなり、健康でいられます!
姿勢が良くなる
姿勢が悪い方の原因として、筋力不足が考えられます。
特に体幹、体の中心を支える筋力が落ちてくると、猫背になりがちです。
バレエは体幹をしっかり使い、そこにエネルギーを通しながら、腕や脚、首などの筋肉を伸ばすように使います。
簡単に見えるプリエ(という動き方があります)などの動きも、実はかなりの筋肉を使いながら動いているのです。
年齢を重ねると、よく首の後ろにしわの寄っている方がいらっしゃいますよね?
バレエで日ごろから、首を伸ばす姿勢をしていると、年齢不詳の美しい後ろ姿を保てますよ。
スタイルが良くなる
ウエストを細くしたい!と女性ならだれでも思いますよね。
では、どのようにして、細いウエストを手に入れますか?
いわゆるシットアップス、床に寝た状態から、状態を起こす腹筋はお勧めいたしません。
腹筋は鍛えられるでしょうが、短く太くなり、内臓まで固くしてしまうかもしれません。
ウエストは引き上げて、細くしましょう。
腕も、首も、脚も、気持ち良く長く伸ばして使うコツがわかったら、のびやかな肢体へと変化していきます。
スタイルのいい人がバレエをやっているのではなく、バレエをすることでわかる正しい筋肉の使い方で、細くて長い首や手足、細くくびれたウエストを手に入れることができるのです。
体幹が鍛えられる
バレエは体幹を意識しないと踊れません。
もっと言うなら、丹田から、首も、腕も、脚も伸びるように使います。
体の中心をエネルギーが通り抜けるように踊ることは、安定して踊るために不可欠なことであり、また、とても気持ちのいいものです。
鍛えられるというよりは、体幹を意識して踊っていると、いつの間にか、意識しなくても体幹を使って動けるようになる・・・という感じです。
繊細な感覚が養えられる
内を感じる力の強い方が、バレエには向いているかもしれません。
自分の体が気持ちいいように踊れたらいいですね。
例えば、足。
お習字の筆のように動かします。床を舐めるように・・・とも言います。
足先は最後の最後まで、細くのばし続けます。
床を離れる最後の瞬間まで、丁寧に。
毎回のレッスンで、足だけでなく、指先も、視線も、心も細やかに使って始めて美しく踊れるのです。
大人がバレエを始める際の注意点
体を硬めない
最初は見よう見まねで、形を真似することから入ると思います。
そこに、緊張は不要です。緊張すると体を固めてしまうからです。
最初から、脚を高く上げようとか、背中を柔らかく反らせようなどとは、考えないでください。
体を痛めてしまうかもしれません。
基本、あくびをするように、のびやかに柔らかく動いてみてください。
力を抜いて、自分の体が喜んでいるかな?と感じながら踊ると、緊張して必死に形を真似するより、優雅で美しく、しかも自分自身が気持ち良く楽しんでいることを発見するでしょう。
ウォーミングアップ・ウォーミングダウンを大切に
どのスポーツでもそうですよね。
怪我をしないように、その日のレッスンで気持ち良く踊れるように、ウォーミングアップをしっかりしましょう。
「自分の体とおしゃべりをする」ことを忘れないでください。
「今日は元気かな?」
「どこも痛いところや固いところ、動きにくいところはないかな?」
もし、動きにくいところがあったら、そこはより丁寧に、ここまでは大丈夫かな?と感じながら動いてください。
揺らしたり温めたり、無理をせずに、まずは全身を柔らかく通りの良い体にすることから、始めましょう。
”心と体はむすびついている” ので、自分の心にも聞いてあげましょう。
いらいらしてたり、忙しいときは怪我をしやすいです。
「今日は忙しかった~!」っというときは、ふ~っと呼吸を深くして、「良く頑張ったね~。」と、まずは自分を褒めてあげて、固くなった頭や体を緩めてあげてくださいね。
レッスンの後も同様です。
今日も元気で踊れたことに感謝して、体のどこも固くなってないか、無理して痛みを感じるところはないか、確認しながらほぐしましょう。
そうすることで、疲労物質は早く取り除かれ、夜はぐっすり眠れ、次の日も快調に動けます。
無理をしない
年齢を重ねると、出来ないことも増えてきます。
若い子のようには、動けません。
脚が上がるから、上手なのではありません。
たくさん跳べるから、すごいのでもありません。
大人には、大人の表現があります。
自分らしさを表現することを大切にしてください。
年齢を重ねるがゆえの、素晴らしい表現をされる方はたくさんいらっしゃいます。
無理をしない・・・とは、自分を知る・・・ということです。
大人になってもバレエを楽しもう!
幾つになってもバレエをできます。
私がバレエを始めたのは25歳。
最初は、難しくって自分の体が思うように動かなくって、もどかしかったけれども、だんだん変化していく体が嬉しく、少しずつ出来る動きが増えていくのも楽しかったです。
でも、無理をして力任せに踊っていたので、柔軟性はあるけれど、内臓はガチガチ、股関節はすぐに痛くなる、正しい筋肉の使い方をしていなかったため、太もも全面に変な筋肉がついていました。
30歳で ”ボディートーク” に出会い、その先生がたまたまバレエの先生だったこともラッキーでした。
それから、体の大改造です。
体を内から揺すったり、波を送ったり、温めたり、流したり・・・。
今では、体の中身が柔らかく良く動き、変な筋肉も落ちたので、50を過ぎても、若い頃よりしなやかでのびやかに踊れます。
正しい体の使い方をすれば、いつからだって気持ち良く踊ることができます。