次世代へとつなぎたい
音楽家の親を持つ子が、素晴らしい音楽家として活躍する理由は容易に想像できますね。
生まれた時から、いえ、生まれる前のおなかの中から、生演奏ですばらしい音楽を聞いているのですから。
耳が違います!
ボディートークを生み出した増田明先生もバイオリニストで、先生のお父様もバイオリニストだったそうです。
先生は電話で話をしただけで、相手の胸椎の何番が詰まっているかわかるんです!
「あ~~~~~~」と声を出してもらいながら、背骨の上をとことこたたくと、しこりのあるところの音が違っていて、失恋した人はみな胸椎3番が詰まる!ということを発見し、その後、様々な心の状態が背骨の異なった部分にしこりを作ることをみつけられたそうです。
先生の耳が並外れてすばらしい機能をもっていたからこそ、生まれてきたボディートーク。
少しでもその耳に近づきたい・・・と、先生から学んだバイオリンでしたが、悲しいかな、やはり耳は幼いころからの環境によるところが大きいと思います。
耳だけではありません!
その感性のすばらしさに、先生は本当に天才!!!と尊敬しているのです。
だから、先生のお父様やお母様のお話、幼少期のエピソードなど、とても興味深いです。
こんな風に自然の中で、やんちゃに育ったんだなぁ~
自然の中で、繊細な感覚を磨いていかれたのだなぁ~
余談ですが、お正月にある『芸能人格付けチェック』でいつも本物を見分けるガクトさんにも、尊敬のまなざしです。
どんなご両親で、どんな子育てをされたのか、興味津々です。
芸能情報に疎いので、ご存じの方いらっしゃいましたら、教えてください。
我が子にも、がんばりました!
もちろんです!
音楽家にでも、オリンピック選手でもなんでもなれるような環境を与えようと、色々努力しました。
絶対音感がつくように、クラッシックや鉄琴の音を毎日聞かせたり、
赤ちゃん体操や体ほぐし、毎日せっせと色んな運動をさせました。
絵本の読み聞かせ、語りかけ、フラッシュカード・・・。
名画も子どもの目の高さに貼り、美術館にも連れていきました。
当然、子ども劇場での芸術鑑賞も。
そして、尊敬する増田先生、城石先生の下で、親子でボディートークのミュージカルを学ばせていただきました。
音楽家にも、オリンピック選手にもならなかったけど、我が子もすばらしい感性を持った子に成長しています。
親バカですが、感動するくらいです。
私が毎年必死で作る舞台を共にしてきてくれた娘たちが、そこからもその感性を育むことができていれば、こんなにうれしいことはありません。
私の感性も、やはり父、母からもらったものだと思います。
父からの色んな話、学ぶ姿。
母の生け花は間違いなく振り付けの原点になっています。
茶道の美しい所作も、踊りにつながっているはずです。
まだまだ、たくさん出会った人、先生、友達、先輩・・・色んな方からも学びがあっているはずです。
広い意味では、日本に生まれて、その文化に触れて育っているのですから、先人達の知恵や感性様々なものの恩恵を受けているんですよね。
私の活動も、その一部になれたらうれしいな。
少しでも、次の世代がより幸せになれるような、プラスの何かをつないでいけたらと思います。
踊るってこんなに楽しい!
日を浴びて、風を感じて、大地のエネルギーをもらいながら踊るのって、本当に気持ちいい!
自然と私たちは一緒!つながっている!だから、こんなにも満たされて安心。
生きてるのってうれしい!
だからこそ、精一杯学び、工夫し、表現をしていく・・・それを続けていこうと思います。