自然の中で遊ぶワークショップ2
子ども寺子屋カフェさんに今年も呼んでいただき、子どもたちと春のお日様の下遊びました。今年は場所が変わって、田久桜公園でした。
子どもたちと一緒に、いっぱい笑いながら体を動かし、お日様や風や柔らかい土がとても気持ちよかったです。
昨年と同じようなウォーミングアップから始めました。声を気楽に出して、体と心をほぐしていきます。昨年の内容は一年前の記事をご覧ください。
是非、お家でもご家族で遊んでみてください。
ペンギン歩き
今年は「南極のペンギンはなぜ転ばないか?」を考えてもらって、”ペンギン歩き”をしました。ペンギンのように膝を曲げてよちよちペタペタとかかとに体の中の水が落ちてくるように歩きます。
子どもたちには伝えませんでしたが、実は、この”ペンギン歩き”は足から伝わる振動で背骨の微調整ができるのです。
私は家の中を「ほっほっほっ・・・。」と声を出しながら、よくペンギン歩きをして移動しています。
昨日はこのペンギン歩きをしながら、目の合った人に「やっ!」と手を挙げて声をかけます。弾んだ声で、進んで声をかけることが自然とできるようになるプログラムです。
鉛筆倒し
1人がもう1人の前に立ちます。パチンと手を鳴らすと、固い鉛筆になり、そのまま後ろへ倒れていきます。それを後ろの人が肩甲骨当たりに手を置いて、倒れないように支えます。まずは、少しの角度からだんだん深く倒していくのですが、これは、後ろの人を信頼できないと、怖くてできないです。任せて大丈夫という安心感のもと倒れていく気持ちよさを感じてもらいます。ふわっと背中に置いた手の温かさに吸い付いていきたいような気持になり倒れていきたくなります。
エレベーター
今度は二人組で向かい合い手をつなぎます。先ほどの鉛筆になったときの体をまっすぐにする感覚を使いながら一緒にエレベーターに乗っているかのように上がったり下がったりします。
お互いに腕を伸ばします。足をなるべく近づけてその足とそれぞれの頭を頂点にして三角形を作りそのバランスを壊さないように、相手と息を合わせて上がったり下がったりします。
怖いと腕が曲がってしまいますし、自分勝手にやってはうまくいきません。
これも相手を信頼して、身を任さないとできません。一人ではできない遊びです。
大人と子どもなど体格が違ってもできますので、ぜひお布団の上など安全なところでやってみてください。
自分より大きなパパやママと上手に引き合う力を配分し、自分も相手を支えながらエレベーターを作れたら、うれしいですよね。子どもだって、パパやママを支えれるんだ!って自信になります。
キャッチボール
色んな声を出しながらボールを投げてみます。
だまって投げるより、遠くに投げやすくなります。
色んな声を出して投げてみます。
慣れてくると、色んな面白い声が出てくるので、お家でキャッチボールしながらやってみてください。今まで出したことのない声で投げるつもりでやるといいですよ。
これは、ボール無しで遊んでも楽しいです。ボールがあるつもりでジャスチャーと声でボールを感じてキャッチボールしてみてください。ボールがない方が色んなイメージが使えてボールの面白い動きが見えるかもしれませんね。
そして、音無しキャッチもしてみました。
上に投げ上げたボールを音をしないようにキャッチする。
結構難しいのですが、全身を柔らかくして、ボールをふわっと包むように受け止めると音が出ないのです。
これをすると、繊細な手を作ることができます。
物や人への触れ方を感じてほしいです。
赤ちゃんを高い高いしてあげるようなイメージでやるといいかもしれません。
坂をゴロゴロ
公園に丁度いい坂がありましたので、子どもたちの大好きなゴロゴロ転がりもしました。
普通に万歳とした状態でもころがりましたが、万歳の状態の手をつないだまま2人でころがったり、パンダのように転がったりも。
パンダ転がりは、後ろ向きのでんぐり返しのようなものですが、まっすぐに転がらず、自然と体が転がる方へ転がります。
丸くなることは、自分の身を守るのに大切なこと。
それをゴロンゴロンとやっていると、体の中身をシェイクして、全身がよくほぐれます。
スマホやゲームなどで、首が固くなり、眼球が動かなくなっている子どもたちが増えていますが、お家で平なところででもやってみてください。
コツは力を抜くこと。「トロ~」と声を出しながらとろけるのもいいですね。
トンネルくぐり
ハイハイをして、誰かのトンネルをくぐります。
その時にトンネルが崩れます。
そこをがんばって体をよじって脱出します。
ハイハイをすること自体が、頭を支えなくていいので、内臓や背骨がよく揺れ、体にとてもいいのです。野生の脳が活性化する感覚があります。
そして、全身の力を出して、トンネルを抜け出ると、気持ちいい達成感があります。
産道を抜け出した時の感覚がよみがえるのでしょうか?
大人もやらなくては損ですよ。
お子さんのトンネルが小さすぎて抜け出せない場合はご夫婦やお友達でトライしてみてください。
動きがないとわかりにくいかもしれませんが、お子さんに尋ねながら遊んでみてください。
したことのない動きがたくさんあると思いますが、自分の体や心とおしゃべりするつもりでいっぱい感じながら動いてみてください。
何かご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。