2025の目標 赤ちゃんになる!

今年還暦を迎えます。

よく、『還暦だから生まれ変わった気持ちで生きます!』ということを耳にしますが、どういう意味なのかと改めて調べてみました。

還暦って、60年で暦が一巡して還るという意味なのですね。そこから赤ちゃんに還る、生まれ変わるという意味がでてきたのですね。

そんな年に自分がなったことに、なんだか不思議な感じもします。

小学生のとき、年賀状に蛇のイラストを父から頼まれて、1枚5円くらいで描いた記憶があります。24歳、36歳、48歳はあまりなんという記憶は残っていません。

でも、さすがに、還暦となると特別な感じがいたします。

もう一度、赤ちゃんになったつもりで色んなことに取り組むというのは、とても楽しいような気がします。

11月のボディートークの会報に、『年をとるということは赤ちゃんに戻るということ?』とありました。

”私達は年を重ねていくと〈若いころは出来ていたのに、年を取ったから出来なくなってしまった〉ということが起こってきます。でも、体は人生の最後の日まで生きていこう、生きていこうと努力しています。そして、なにより 嬉しいことは自分の生命を維持するための動きは体の奥底にいつまでも残っているのです。そのことに気づき「出来ない!動かない!」ではなくて、温かい息と手の温もりで、まるで赤ちゃんに触れるように、赤ちゃんと話すように「大丈夫だよ。今までよく頑張ってきたね。」と褒めながら体とお喋りしてみてください。すると、少しずつ自然動(動物や人間の赤ちゃんがしている自分の生命を維持するための動き)が蘇ってきて今度は体の方からムズムズ、モゾモゾと動き始めてくれますよ。もちろん体や心が気持ち良くなる声もオノズカラ生まれてくるでしょう。自然体運動は高齢化社会を生きていく私達にとってさわやかに生きるための特効薬のような運動です。” 第406号 ボディトーク会報 №.313 風のささやきより抜粋

わたしも心当たりがあります。できなくなったことにイライラしてしまったり、くやしがったり、嘆いたりしがちなので、ここは赤ちゃんになって、うごめいて、自分で自分を元気にしていこうと思います。

赤ちゃんになったイメージって楽しいです。

お母さんのおなかに入って、安心して丸くなっているところをイメージすると、お母さんがどんなに自分を大切に思ってくれたかが、思い出されて、(それは、体の細胞一つ一つに刻まれている記憶だと思います)うれしくて、しあわせで、自然と笑顔になってしまいます。

おなかから出ても、美味しいおっぱいを飲んで、安心して眠って、泣いたらだっこしてもらって、いっぱい遊んでもらって・・・。若い母や父が笑顔で笑っていて、なんとも幸せな気持ちになりますし、感謝の気持ちでいっぱいになります。赤ちゃんのころの白黒の写真を思い出せば、簡単のその世界へと戻ることができます。

赤ちゃんになるイメージを使って、感謝と幸せを感じながら、毎日体ほぐしをしていきます。

目指すは赤ちゃんのようなふわふわの体!

そして、赤ちゃんのような新鮮な目で色んなものを見て、感じて、驚き、面白がり、喜びたいです。

赤ちゃんって、いるだけでみんなを喜ばせる素晴らしい存在です。少しでもそんな風になれたらうれしいです。

舞台については、まだ白紙状態です。

『風と踊ろう』のメンバーからの、”こんなのやりたい!”はいっぱい届いています。舞台のあとに頂いた、手紙をまとめ、反省、提案をしっかり今年の舞台に反映したいです。そして、次の舞台のヒントになる出会いが毎日待っているはずなので、アンテナを張って、そのご縁を大切に舞台作りを進めていきます。

場所も、テーマも、衣装も、曲も、色んな断片が私の周りのあちこちに散らばっている感じです。

そこで大切にしたいのが、”ひらめき”です。

先ほどご紹介したボディートークの会報の巻頭にも、”ひらめきはまどろみタイムから”とあります。多くの方が、お風呂やシャワーのとき、散歩のとき、目覚めたときなどのリラックスした状態で色んなことを閃いているようです。

朝はどうしても、がばっと起きて弁当を作る日が多いので、朝のまどろみタイムの活用は週2回くらいなってしまうので、一仕事して、ほっと一息、ボディートークの一人ほぐしをするときに、赤ちゃんになってモゾモゾやって、半分寝ているくらいリラックスしてできると、ここもひらめきのまどろみタイムになるかしら?

元旦の朝は、舞台のイメージを早速あれこれ夢想しました。

せっかく湧いたイメージやひらめきは、メモしたり、話したりして、右脳から左脳へ移して、忘れないようにします!

より美しいダンスを創るために最も大切なことは、より美しい日本語を話すこと

昨年末にいただいたこの勇気づけられる言葉を胸に、朗読や歌に取り組みたいです。

1年以上悪戦苦闘している『たけくらべ』は、樋口一葉の原文を読み始めて、訳文とは違った言い回しが魅力的で、明治時代にタイムスリップするようで、楽しくてたまりません。先生にいつも言われる”音楽を聞いているかのように語る”ことができるように、学び方も工夫していきたいです。

これも昨年末出会った本、『謎とき百人一首ー和歌から見える日本文化のふしぎ』ピーターマクミランの百人一首の英語訳と外国の方から見た日本文化の視点が面白くて、英語と日本語両方で発声練習をしながら楽しんでいます。英語を教える者として、受験も英検も大切だけれど、美しい英語も伝えていきたいと思います。英語を学べば学ぶほど、母国語や自分たちの文化に興味が出て来るものだと思います。

毎月1回ではありますが、親子遊びと称して続けているわらべうたや詩で遊ぶ活動でも、より美しい日本語を赤ちゃんにも触れてもらおうと思います。そのためにも、まずは大人が体ほぐしをし、穏やかで温かい声が出せるようになり、言葉一つ一つのイメージがしっかりと伝えられるようになることが大切ですね。

まだまだたくさんある目標は、紙に書いて、描いて、しょっちゅう思い出して、イメージして、少しでも多くかなえていきたいです。

みなさまの夢もたくさんかなう素晴らしい年となりますように。