「ぐぅ~ぱぁ~運動」を軸に踊る
子どもたちの大好きな〈いないいないばぁ〉や♪むすんでひらいて♪
実は、これをするときの〈ぐぅ~ぱぁ~運動〉は、体にも心にも頭にも、とってもいいのです。
そして、踊るときも大切な動きなのです。
是非、毎日の生活に取り入れていただきたいです。
ぐぅ〜ぱぁ運動の必要性
赤ちゃんや動物はしょっちゅう体をむずむずさせたり、伸びをしたり、していますね。
体に違和感や不調を感じると、本能的にいい状態へ戻そうとしているのです。
ところが、人間はだんだん成長すると、そういうことをしなくなってしまいます。
便利な生活になって、夜も活動できるし、スマートフォンやパソコンなどのブルーライトを浴びたり、電磁波の害を受けたり、自然から離れた生活になってしまっている方も多いのではないでしょうか?
私たちの体は、過度の緊張が続くと、体を緩めるスイッチが働きにくくなってしまいます。
そうすると、眠れない、疲れが取れない、などの症状が出てきます。
ぐぅ〜ぱぁ〜運動のやり方
そんなときは、〈ぐぅ~ぱぁ~運動〉をやってみましょう!
①手、足の指を「ぐぅ~」と声を出しながら、優しくふんわりと握ります。
②ゆっくり「ぱぁ~」と言いながら、お花が咲くように開いていきます。
③開いた手をそっとゆっくり閉じます。
④これらの動きを繰り返します。手、足だけの動きと思わずに、目も口も鼻も肛門も、全身が閉じたり、開いたりするイメージで行います。
頭はなにも考えず、ポカーンをしてやっているとあくびが出て来るようになります。そうすると副交感神経が活性化されてきたサインです。
踊るときも、この〈ぐぅ~ぱぁ~運動〉で踊ると、気持ちよく伸びやかに踊れるのです。
ただ、手足を動かすのではなく、手や足は丹田から出ていて、あくびをするように伸ばしていくことが大切です。
よくありがちなのは、息を詰めて一生懸命に力を入れて踊ってしまうこと。
踊る人が息を詰めると、それを見ている人の息も詰まってしまいます。
花のイメージを持って踊ると、幸せな気持ちになるだけでなく、柔らかく優しい踊りになります。
そのイメージは見ている人にも伝わることでしょう。
骨折して足が動かせないときにも、せっせと〈ぐぅ~ぱぁ~運動〉をしました。
痛いことはしてはいけませんが、痛くないところの筋肉は動かさないとどんどん動けなくなってしまいます。
幸い足の指は動かしても痛みを感じなかったので、暇があればやっていました。
毛細血管へ刺激が伝わり、血行も良くなります。
寝たままでもできますので、体のどこかが動けなくなったとき、動けるようになるイメージを持って動かし、命を活性化させてください。
さあ、あくびが出るように〈ぐぅ~ぱぁ~運動〉をやってみましょう。
頭も心も体も喜ぶように、花のイメージや赤ちゃんのイメージなどでやってみてください。