雨を楽しむ
カラカラの庭がやっと潤いました。
梅雨は色々大変ですが、梅雨入りしてほっとしたのも確かです。
我が家はため池の横にあるのですが、田植えが終わって、水がどんどん減っていくのを見ると、赤ちゃん稲のことが気にかかっていました。
温暖化の影響で、気候が変化して、なんとかこれからの子供たちが幸せに暮らせるように、精一杯のことをしたいとは思っていますが、なかなか変化しないことも多く、あせりもあります。
私ができる一番のことは、繊細な感性の子どもたちを育てることでしょうか?
自分が心から楽しいと思えるのは、どんな時か?
どんな時に幸せを感じるのか?
大切なことは何か?
この情報化社会で、ぶれることなく、自分の大切なことを大事にしていけること。
自分だけでなく、周りの人、生き物みんなとつながっていることを感じられること
目先のことだけでなく、過去や未来ともつながっていること。
そんな感性を持つ子どもたちを育てることは、とても大切な仕事だと思います。
私が育てた子どもたちの一人が、こんな家をデザインしてくれました。
この雨の柱の下で、ゆったりと目を閉じて、雨を感じてみたいと思いました。
落ちてくる雨とともに、心がす~っと地面に沁みていくような感じがするかもしれません。
雨に色んなものを洗い流してもらえる気もします。
空と地とつながる感覚が生まれそうです。
色んなものとつながる感覚って、とても安心で幸せを感じます。
私といっしょに過ごした時間が、こんな素敵な家を考えだすのに少しでも役立ってくれていたら、本当にうれしいです。
もっともっと自分自身の感性も磨いていきたいです。
子どもたちの素直な感性も、育んでいきたいです。
次のレッスンでこの詩を読もう。
水のこころ 高田 敏子
水はつかめません
水はすくうのです
指をぴったりとつけて
そおっと 大切に――
水がつかめません
水はつつむのです
二つの手の中に
そおっと 大切に――
水のこころも
人のこころも
雨の日には、ゆったりと、色んなことを感じる時間を作ってみたいですね。
水のこころも、人のこころも