『大人の表現活動』ってどんなことをするの？詳しい内容紹介！

　
　毎月第1、第３水曜日の10:00~11:30は、自由ヶ丘コミセンで『大人の表現活動』を行っています。
どんなことをしているかをこの記事でご紹介します！

『風と踊ろう』の「大人の表現活動」の内容紹介

　最初のおしゃべりで感じる

活動の始まりは、自分の体や心の状態を話すところから始まります。
毎回、活動的な皆様は、こんなところへ行った、こんなことをした、こんな映画をみた、家族がこうで・・・と色んなことを話してくださいます。
ボデイートークは、『心と体は結び付いている』と考えますので、その時の心の状態なども想像しながら、そして声を聴きながら、どんなことをしたら、今日はみなさん元気になるかな～と考えます。

昨日はお正月明け初めての活動でしたので、久しぶりに皆さんの楽しいお話に引き込まれました。
「初めて冬のキャンプに行って、昼頃着いて、それからずーっと飲みながら食べながらしゃべって過ごした。」
スゴ！
それだけでなく、
「揚げたての天ぷらを出してくれる喫茶店に行って、昼間っからビールを飲んでいたら、吐いてしまった！」
ただの酒好きではないんですよ。
「求人情報は細かく見てるんですよ。世の中の動向がよくわかるから。」
別の方は山でのキャンプの話をしてくださいました。
「まずはトイレの穴を掘って、用を足した人から少しずつ土をかぶせてね・・・。」
キャンプ場じゃないキャンプなんですね。素晴らしい！
毎回、みなさまのパワーあふれる生活に感動し、そのしなやかな生き方が、しなやかな体を作っているんだと実感します。

「え～、男女いっしょ？」
なんて、質問が飛び出し、話が面白すぎてなかなか次へといけないのが困ると言えば困るのですが、こんな風に年を重ねられたらなぁ～とあこがれてしまいます。

こんな風におしゃべりをしながらも、ちょっと腕があがりにくい、だとか、目がしょぼしょぼする、とか、忙しかったぁ、などの言葉からそこがよくほぐれるような運動や声かけをしていきます。

1人ほぐし

足ほぐし

やっと皆さんの心と体を含めた近況報告が終わると、正座であいさつをして1人ほぐしから始まります。
♪母さんお肩をたたきましょう♪の歌を歌いながら、足ほぐしです。
ひざのつっぱりと、心の意地っ張りを取り、外反母趾防止に親指をとんとんとん。
足がほぐれると、上半身もほぐれやすくなりますので、足ほぐしは大切です。

仮面外し

寒いと特に頭蓋骨に張り付いたような感覚の顔をほぐします。
ふわっと両手で顔を包み、赤ちゃんの顔へと戻っていきます。
歯の食いしばりや愛想笑いで固くなった部分をゆすっていきます。
口をぽか～んと開けながら、ゆすると唾液がたくさん出ます。
唾液が出ると消化排泄を助けます。
目や耳には牛の声で、頭蓋骨の中から響きを当ててほぐします。
考え事などで落ちてきた額を引っ張り上げると、すっきり！
視界が明るくなります。
「なかなか上を見ることがないもんね～。」
使わない筋肉は衰えるので、上を見る筋肉も使いましょう！
もうこの辺りからあくび連発！
あくびが出るのは、体がほぐれてきたサインなので、さらにほぐれるよう積極的にあくびをしましょう。

それから、仰向けになったり、横になったり、うつぶせになったり、四つん這いになったり、立ったりしながら全身をほぐします。
自分で自分を元気にできるのが基本です。

2人ほぐし

それでもやっぱり人の手って気持ちいい！
ということで、皆さんお待ちかねの二人ほぐしです。

足ほぐし

1人がうつぶせに寝て、もう一人がその足をほぐします。
足首をプラプラ～っとシェイカー。
かかとをトントントンと靴屋さん。
ふくらはぎもゆらゆら～。
かかとをふわっと包んで温泉卵にします。
「寝てしまいそう～。」
の声に「どうぞ、寝てくださ～い。」と私。

背中ほぐしも軽くして、またまた気持ちいいのが仙骨の温め。
「ありがたいね～。」
「気持ちいいね～。」
の声にも関わらず、
「はい、そのまま寝たいでしょうが、交代です！」

表現活動

このころには代謝がよくなってトイレに行きたくなるので小休憩。
戻ってきたら、いよいよ表現活動です。

発声、朗読、歌、踊り

たっぷりの体ほぐしと心ほぐしの後では、いつもより気持ちも軽やかに、声が出しやすい、動きやすいを実感できるはず。
自分が気持ちよくなるように、声を出し、歌い、踊り、表現していきます。

オオカミの遠吠えや
「い～しや～きいも～」
な～んて発声をしたりして、時には歌を歌い、時には俳句や詩を読み、そして必ず踊ります。
体幹を整えるバレエの基礎をします。
難しくないのでご安心を。
基本は「あくびをするように踊る」です！
「いい曲ね～！」
「年を忘れて、バレリーナになれる！」
「体が伸びて気持ちいい～！」

終わったときの皆さんの顔が、生き生きとされているのがとてもうれしいです。

次の発表は秋の予定なので、皆さんの希望を聞きながら、曲や歌を選んで練習していきます。