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ストレッチ・ヨガ

子供の習い事にバレエをするメリット・デメリットは?


習い事の一つに、バレエをしてみませんか?

子供が3才を過ぎると、そろそろ習い事が気になりますよね。

バレエは人気の習い事の一つですが、メリットとデメリットがあります。
デメリットを知ったうえで、多くのメリットをもつバレエをされることをお勧めします。

私自身も、子供にバレエを習わせてよかったなと思うことも多く、バレエはとってもおすすめです!

今回は、そんな習い事にバレエをするメリット・デメリットについて紹介します!

習い事にバレエをするメリット・デメリット

習い事にバレエをするメリット

まずは、バレエをするメリットをまとめてみました!
想像以上に色々なメリットがあります。

1、感性を磨くことができる

バレエは総合芸術です。美しい動きだけでなく、音楽、舞台セット、衣装、小道具、大道具・・・。より素晴らしい舞台を作り上げるために、たくさんの美意識を集めて作られます。

また、作品を踊る際に、どのように言葉なしで、表現していくかを工夫することで、自分自身の感性を高めていくことができます。

 

2、しなやかな体を作ることで、健康になれる

ただ単に体を動かして健康になる・・・というのではなく、体幹を意識できる体を作らなくては、上手に踊れません。

全身を柔らかくすることで、バレエを踊りやすい、内側を感じることのできる体を作っていくことができます。
そうすると血液、体液、神経の通り、ホルモン分泌のよくなり、健康に過ごせる毎日につながります。

 

3、運動神経がよくなる

バレエは、見るのと、やるのでは大違い!

簡単にやっているように見えることも、実際にやってみると、こんなに難しいことをやっていたのかと驚かれることでしょう。

例えば、ジャンプをしながら、かかとを打ち合わせるの見たことがあると思いますが、全身はリラックスした状態で、ほんの少しの力で、かかとを動かします。

細かく素早い動き、大きな回転やジャンプ、ゆっくりとした美しい動きなども、優雅で軽やかに見えながら、難しい技術や調整力を必要としているのです。

バレエをすることで、さまざまな身体能力を高めることが期待できます。

子供が小さいうちに、バレエを習わせることで、学校などの体育の時間でも活躍できるようになります。

 

4、頭が良くなる

バレエでは、一瞬で顔の向き、手、脚の位置をとらえ、音楽に合わせて、動きを記憶しなくてはなりません。また、空間の中で、自分はどう動くのか、他の人の動き、動線も頭に入れます。音楽や振り付けからイメージを膨らませ、それを表現していきます。集中力、記憶力、イメージ力、空間認識力など頭をフルに使って踊ります。

踊る時に最も大切なことは、”楽しい”と思えること!
喜びいっぱいでいっぱい踊ると、脳は“快”の状態になります。

脳が“快”の状態になると、イメージ力や発想力、記憶力など右の脳が活性化します。

6才過ぎるとほとんど使われなくなる右の脳も、しっかり活性化させることができます!

 

5、コミュニケーション能力が高まる

バレエをする人は、おとなしい人が多いですが、舞台を作り上げていく上で、仲間とのコミュニケーションを図ることはとても大切です。息を合わせ、全員が一つとなってまとまり、最高のものを生み出していくには、それぞれの考えをぶつけ合い、意見し、まとめていくという作業も必要となっていきます。

また、振り付けをするとき、こんなイメージで踊ってほしい、この感覚を大切にしてほしいなど、自分の作品をより良いものにするためにも、言葉を使って説明する必要もでてきます。言葉を使わない踊りですが、微妙なニュアンスを表す表現も必要です。

それを繰り返すことで自然とコミュニケーション能力が高まっていきます。

6、自己肯定感が高まる

舞台に向かう日々は決して楽なものではありません。

そして、舞台の上では、だれを頼ることもできません。

頼れるのは、自分自身。

自信をもって舞台に立てる自分を作る努力をし、大勢の観客の前で成功の自分を見せる。

舞台を経験した人は、大きな自信を得ることができます。

舞台で自信を得る経験を重ねることで、自然と自己肯定感の高い人に育っていきます。

デメリット


バレエを習い事にするには、少しのデメリットもあります。

このデメリットを理解した上で、バレエを習い事にするかも考えてみてください。

1、正しい体の使い方をしないと、体を痛める

私もそうだったのですが、脚を高くあげよう!高くジャンプしよう!と、若いころは力任せに踊っていました。緊張して、息を詰めて踊っていたので、前後開脚はペタ~っとついても、内臓はガチガチで、便秘や冷え、皮膚の乾燥に悩んでいました。股関節をすぐに痛めたり、腰痛があったりで、いつまで踊れるだろう?と不安の中過ごしていました。

2、体重を落としすぎると、体が冷え、病気になりやすくなる

体が重くなると、踊りにくくなる(特にジャンプ!)ので、食事にはいつも気を付け、体重が増えないようにしていました。体脂肪が少ないとどうしても、体は冷えてしまいます。”冷えは万病のもと”とも言いますが、風邪をひきやすくなったり、体調が悪くなったりしやすくなるので、バランスを取ることが大切です。

3、他のスポーツが少しやりにくくなる

バレエの動きは独特です。脚をターンアウトさせて使うスポーツは少ないです。

ジャンプ力や調整力など、バレエをすることで、さまざまな運動神経が発達しますが、いざ、走ったり、球技をしたり、という他のスポーツをすると、日ごろの筋肉の使い方が邪魔をする場合もあります。

 

習い事にバレエをしてみよう!


今回は、習い事にバレエをするメリット・デメリットをまとめてみました。

もう一度まとめると、

メリット
1,感性を磨くことができる
2,しなやかな体を作ることで、健康になれる
3,運動神経がよくなる
4,頭が良くなる
5,コミュニケーション能力が高まる
6,自己肯定感が高まる

デメリット
1,正しい体の使い方をしないと、体を痛める
2,体重を落としすぎると、体が冷え、病気になりやすくなる
3,他のスポーツがやりにくくなる

という感じになります。

私自身、バレエをした経験から習い事にバレエをするのはメリットの方が大きいと感じています。
なので、踊りが好きなら、ぜひバレエに挑戦してみてください。

舞台に向かって、自分を磨く毎日は、張りのある本当に楽しい毎日です。
一つの舞台が終われば、また、さらに進歩した自分を目指して、頑張る自分がいます。

美しい音楽に合わせて、踊るのは、気持ちの良い時間です。

せっかくいただいた体を大切に、動けることに感謝して、踊ることで、毎日がもっと生き生きと輝くはずです。